デリバリータイプ 空港駐車場のタイプ(駐車、到着後の乗車までの流れ)

空港駐車場の利用方法として、<空港内で駐車場スタッフと車の受け渡しをする>という方法がある。「車のデリバリーサービス」「車の回送サービス」「車の受け渡しサービス」など呼び名は様々である。

この方法では、利用者は空港ターミナル前に車を停め、待機している駐車場スタッフに車と鍵を預けた後空港内へ直接向かえる為、移動距離・移動時間共に短くて済む。

ただし、「空港内道路での車の受け渡しを禁止」している空港(羽田空港、成田空港、中部国際空港、関西空港他)も多く、空港ターミナル前道路が「駐停車禁止」になっている場合は警察の取り締まり対象になるなど、問題点もあるので、利用者は注意してほしい。(参考記事 空港ターミナル内での受け渡し業者について(取り締まり対象の場合も)

●空港内で駐車場スタッフと車の受け渡しをする場合の流れ

<出発時>

・駐車場スタッフとの待ち合わせ場所に車を停める。

・駐車場スタッフに車と鍵を渡す。

・荷物を持って、空港ターミナルへ。

・車は駐車場スタッフが自社の保管場所へ運転して移動させる。

<到着時>

・空港到着後、駐車場へ電話連絡を入れると駐車場スタッフが車を自社保管場所から空港ターミナル前へ移動させる。また、予め伝えてある利用便にあわせて駐車場スタッフが空港へ車を届ける場合も。

・駐車場スタッフと料金の精算。

・車と鍵を受取り、出発。

●まとめ

・空港内道路での路上駐車によって、一般車両の通行に支障をきたすなどの理由から、空港内での駐車場スタッフとの車の受け渡しが禁止になっている空港も多い。しかし、禁止になっていることを知りながらも依然としてそのような営業行為を行っている業者もあり、利用の際は注意が必要。

・空港内道路での受け渡しが禁止となったことにより、受け渡しの場所を空港内駐車場やターミナルから離れた場所で行う場合もある。一旦空港内駐車場に自分で駐車し、民間駐車場スタッフに車を受け渡すという方法である。受け渡し後は民間駐車場スタッフが空港内駐車場から自社の保管場所へ車を移動させる。帰りはその逆のパターンで受け渡しを行う。その際の空港駐車場料金が利用者負担なのか、民間駐車場の駐車料金に含まれているのか、予約時に確認すること。

・駐車場スタッフが車を移動させる間の車の保険・補償が万全か確認しよう。

・駐車場スタッフに車と鍵を預ける際、本当にその人が駐車場スタッフかどうかを確認しよう。例えば、利用者(自分)の名前を知っているかどうか。駐車場スタッフの目印を聞いておくなど。

空港での受け渡しが禁止されている場合でも、その方法で営業している業者もある。そのような業者を利用した際のトラブルなどは、完全に自己責任である。また、受け渡し時に違法駐車の標章を付けられた場合など、車の所有者が反則金を支払う事になるリスクもある。大切な車を預けるのだから、規則を遵守している駐車場業者を選ぶことをおすすめする。

JESTO旅行関連サイト